純粋だった頃

2020年02月01日

二言三言話始めた幼子の

とてつもなく可愛い声

なんでこんなに可愛いんだろと問うた私に

「純粋だからでしょ。私たちみたいに汚れてないから。」

とその母親

なるほどと深く頷き

納得したものだ


声だけではなく

表情も仕草も

失敗も成功も

幼子のその全てが

この上なく素晴らしい

純粋とはこんなにも人の心を打つのか

当時そう思ったものだ


ずる賢くなったり

嘘をつくようになったり

そうなってくると自ずと声の純粋さも

失われるのだろうか

とてつもなく可愛い声の大人を

私は知らない


遠い昔の私にも

あったなら戻ってみたい

とてつもなく可愛い声の

純粋だった頃に


© 2019 ㊛舎ちょーの日記 まなびや 佑学舎   〒015-0843   秋田県由利本荘市東梵天71-3 TEL : 0184-74-6485 e-mail : yugakusha747588@gmail.com
Powered by Webnode Cookie
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう